自動精算機「MEDIREGIフル」|クリニック特化の自動精算機、セルフレジ

クリニックのブランディングに必要な視点とは?―“レジ”の活用が差を生む理由

現代のクリニック経営では、患者さんに選ばれるための工夫が欠かせません。競争が激しくなるなか、単に診療内容や設備を充実させるだけでは不十分です。

そこで重要になるのが「ブランディング」です。

ブランディングとは、クリニックの価値の向上や他のクリニックとの差別化を図り、患者さんの満足度を高めていく施策のことです

今回は、注目されにくい受付や会計の場面に焦点を当て、最新のレジシステムを活用したブランディングの視点を紹介します。

患者満足やクリニックの印象を左右する重要なポイントをわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。

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なぜ今「クリニックのブランディング」が重要なのか?

厚生労働省「令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」によると、クリニックは10万4,894施設(令和5年10月1日)であり、年々増加傾向です。

クリニックが増え続ける今の時代「選ばれるクリニック」になるには、独自の価値を伝える工夫が必要です。

かつては、診療科目や立地が集患の大きな決め手でした。

しかし、同じ地域に似たような診療内容を持つクリニックが並ぶようになった今、患者さんが選ぶ基準も変化しています。

治療内容や設備だけでは、選ばれる理由になりにくいのが現状です。

そこで注目されるのが、ブランディングです。

クリニックの特徴や強みを視覚的・感覚的に伝えていく努力が、信頼の獲得につながります。広告やロゴといった見た目だけでなく、通院時の体験すべてがブランド形成に関わる大切な要素です。

患者さんは治療そのものだけでなく「安心して通えるか」「丁寧な対応が受けられるか」といった感情面でもクリニックを評価しています。

信頼されるには、言葉よりも日々の行動の積み重ねが大切です。その姿勢こそが、クリニックのブランドを形づくります。

さらに、受付や会計といった診療以外の場面もクリニックの評価で重要視されているようです。

対応の丁寧さや流れのスムーズさ、説明のわかりやすさなど、細やかな部分にクリニックの姿勢が表れます。

来院時の第一印象から最後の会計まで、すべてがクリニックの価値を支える要素です。

クリニックのブランディングとは何か

クリニックのブランディングは、患者さんの視点で、全体の印象をどう設計するかが重要です。

「ブランディング=デザインやロゴづくり」と思われがちですが、それは一部に過ぎません。

本質的なブランディングとは、患者さんがどう感じるか、どう受け取るかを意識した印象の設計です。

たとえば、次のようなポイントがクリニックの印象につながります。

  • 受付での対応
  • 待合室の居心地
  • 案内のわかりやすさ

このように、ブランディングを支えているのは、医療の質だけではありません。

接遇の丁寧さや動線のスムーズさ、サービスのきめ細かさなど、患者さんにとっての体験全体が総合的に評価されています。

もし診療が確かでも、受付の混雑や案内が不親切であれば、患者さんは不安や不満を感じてしまいます。

逆に、スタッフの会話に温かみがあり、診療から支払いまでの流れがわかりやすくスムーズであれば「安心して通えるクリニック」「友人に紹介したいクリニック」という印象が自然と生まれます。

意識的に評価されるものではなく、無意識のうちに記憶に残る体験であり、この満足が次回の来院や周囲への紹介につながります。

ブランディングにおいて「受付・会計」が担う役割

 

受付と会計は、患者さんが来院時と帰院時に体験することであり、ここでの印象がクリニックのイメージに大きく影響します。

どれだけ診療が丁寧でも、受付対応が雑であったり、会計に時間がかかったりすると満足度は下がるでしょう。

受付や会計には、以下のような重要な要素が隠れています。

  • 来院時と帰院時の印象が強く記憶に残る
  • 待ち時間や案内の不親切さが無意識の不満を生む
  • 会計時の手間がストレスや不信感につながる
  • 「またイライラした」という気持ちが口コミや再来院に影響する

こうした小さな体験の積み重ねが、患者さんにクリニックの印象として残ります。

特に会計まわりのトラブルや待ち時間は、診療内容以上に印象を左右しかねません。

例えば、以下の体験は「また来たい」と思ってもらうきっかけになります。

  • スムーズな受付・案内で待ち時間のストレスが少ない
  • 会計が短時間で済み、内容にも納得できる
  • スタッフの言葉づかいや表情が丁寧でやさしい

このように受付と会計は単なる手続きの場ではなく、医院の姿勢や価値観を行動で示すチャンスでもあります。

「クリニックの良さ」を感じてもらうには、こうした細かな体験の積み重ねが欠かせません。

MEDIREGIがクリニックのブランディングに貢献する理由

弊社が提供するMEDIREGI(クリニック専用自動精算機・釣銭機)は、患者さんの会計体験を改善し、クリニックのブランド力を高める重要な役割を担います。

というのも、スムーズな会計処理は、患者さんのストレスを減らし、クリニックへの好印象を生み出すからです。具体的には以下のようなメリットが得られます。

  • 会計処理の高速化で患者さんの待ち時間を短縮
  • 混雑状況を把握し、受付業務の効率化をサポート
  • 見やすい明細と電子レシートで料金の透明性を確保
  • 多様なキャッシュレス決済に対応し、利便性と先進性を訴求
  • POSデータを活用し、患者さんの動向分析やマーケティングに活用可能

また、混雑を和らげることでスタッフの負担が軽減し、患者さんの対応品質の向上にもつながります。

さらに、明細書や電子レシートの見やすさが料金の透明性を示し、信頼感を強化します。

MEDIREGIの機能により、さまざまな課題をクリアでき、受付から会計までの流れが円滑になり、患者さんに安心感と信頼を提供できるため、クリニックのブランディング強化に貢献します。

ブランディングの視点で「レジ導入」を考えるべき理由

レジシステムの導入は、単なる業務効率化やコスト削減のためのツールではありません。

ブランディングという視点で見れば、費用対効果を超えて「患者満足への投資」としての価値と言えます。

たとえば、会計がスムーズに進み、明細が見やすく、支払い方法も選べる環境が整っていれば、患者さんは「このクリニックは信頼できる」と感じやすくなります。

こうした体験が、クリニック全体のイメージを大きく底上げするのです。

また、レジ導入はスタッフの対応品質にも良い影響を与えます。

会計業務にかかる負担が減ることで、受付スタッフが本来の「気配り」や「丁寧な対応」に集中しやすくなるからです。

スタッフ教育との相乗効果により、クリニックのスタッフの印象も自然と良くなるでしょう。

さらに、レジは目に見える設備や医療技術とは異なり、患者さんが感じ取る安心感や信頼感、快適さなど見えない価値を可視化し、安定的に提供するための重要なツールです。

このように、レジは単なる設備ではなく、医院のブランディングを支える見えない接客ツールともいえる存在です。

だからこそ、導入の判断基準は「業務効率」だけでなく「ブランド価値向上への貢献度」という視点も欠かせません。

実際に導入したクリニックの声

MEDIREGIを導入したクリニックでは「会計がスムーズになった」「スタッフの対応に余裕を感じる」といった声が患者アンケートから寄せられています。

特に、明細が見やすくなったことや、キャッシュレス対応による利便性の向上は、安心感や信頼感につながっているようです。

「以前より通いやすくなった」といった反応も見られ、会計業務の改善が患者満足度の向上に貢献しているとわかります。こうした小さな変化の積み重ねが、医院全体の印象アップや再来院意欲の向上につながっているようです。

小さな改善が“選ばれる医院”への第一歩

クリニックのブランディングは、一度きりの取り組みで完成するものではありません。

患者さんとの日々の接点、一つひとつの体験の積み重ねこそが、クリニックの印象を形づくっていきます。

そのなかでも「受付から会計まで」の流れは、患者満足に直結する重要なポイントです。

丁寧な対応やスムーズな会計は、診療の質と同じくらい、患者さんの心に残る要素となります。

こうした接点を支える存在として、レジシステムは縁の下の力持ちです。目立つ存在ではないかもしれませんが、導入により業務が整いスタッフの対応に余裕を生み出すことで、患者さんへの丁寧で親切な対応につながります。

「選ばれるクリニック」になるためには、現場における患者さまの体験の質を見直すことが欠かせません。

レジ導入は一見すると大きな投資に見えるかもしれませんが、患者さんにとっては「待ち時間が短くなる」「明細がわかりやすい」といった、身近で実感しやすい変化につながります。

こうした改善を積み重ねることが、結果としてクリニックのブランド価値を高める力になります。レジ導入をきっかけに、ブランドの基盤を見直し、患者満足とクリニックの価値を高める確かな第一歩を踏み出しましょう。

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<参考サイト・文献>

厚生労働省|令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/23/dl/02sisetu05.pdf

著者PROFILE

スマートクリニック事業推進室長 原拓也
スマートクリニック事業推進室長 原拓也
医療機器メーカー営業としてキャリアをスタートした後、医療ITベンチャーにて生活習慣病向けPHRサービスのプロダクトマーケティング責任者をはじめ、メルプWEB問診の事業責任者を経験。その後、クリニック専用の自動精算機・自動釣銭機の商品の企画・開発を手がけ、現在は「医療を便利にわかりやすく」をミッションにスマートクリニックの社会実装に向け同事業の企画・推進を担当。